決定版 MuleSoft Developer Certification取得の学習手引き

先日MuleSoftのファーストステップの資格となるMuleSoft Developer Certification Developer Exam – Level1取得したので、取得までの学習について紹介します。

MuleSoft Developer Certification Developer Exam - Level1
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受験前のスキルレベル

受験前の私のスキルレベルはこんな状態でした。
会社のノミネーションで受験したので事前知識は皆無です。

試験前の状態
  • MuleSoftを全く知らない
  • (ほとんど関係なかったけど)Java Springアプリケーションの開発経験はあり

試験勉強

試験対策まとめ

重要:しっかりと準備して受験しましょう

正直に言うと当初は一番最初に取得する資格ということでそこまで頑張る必要ないと思っていたのですが、実際振り返ると当初の想定よりはずっと力をいれて学習が必要でした。

クラウドベンダーの資格等持っている方でもテキトーに挑むとほぼ100%落ちるので受験を検討される方はある程度余裕を持って勉強しましょう。

MuleSoft公式の講座で勉強を始めましょう

試験勉強はMuleSoftのAnypoint Platform Development: Fundamentals (開発: 基礎)の講座を受講しましょう。

この講座は自習ベースのコースであれば無料で受講することが可能で、かつ受講完了時に2回までの受験権利を付与してもらえるため必ず受講しましょう。

私はMuleSoftを全く知らない状態で受講を開始しましたが、そんな状態でも理解できたので受講にあたって事前知識は特に必要ありません。

全部で13のモジュールがあり、各モジュールの最後にミニクイズと全部の最後に本番と同様の形式の模擬試験があるのでこちらをしっかり正解できるように勉強を進めてください。

受験当日までの準備

先程の講座の受講が完了すると、講座受講時と同じダッシュボードから試験の予約が可能となります。

受験画面

試験の予約を行うと下のようなメールが届きます。メールのリンク先に当日までの準備や当日の流れについて非常に丁寧に記載されたガイドがあるので必ず確認しましょう。

試験予約メール

試験前の準備として、外付けWebカメラなど別途機器の購入が必要となるものは特にありません。

ChromeまたはFirefoxにProctorUという試験用の拡張機能をインストールする必要がありますが、手順はガイドに記載されていて、数秒で終わるので特に心配は要りません。

ProctorU

試験当日

試験当日の流れも予約時に送られるメールのガイドに丁寧に記載されているため確認しましょう。
ここでは簡単に流れをご紹介します。

試験当日の流れ
  • MuleSoft Trainingのダッシュボードからセッションを開始する。
  • 試験官とチャットするために必要なソフトのダウンロードが必要なのでダウンロードして実行する。
  • 身分証明書(パスポート、運転免許書など)を確認
  • 試験官から口頭(英語)で試験前の確認が行われる
    • 試験内容の確認
    • イヤホンをしていないか耳を見せる
    • メガネをしている場合はメガネに細工がないか見せる
    • キーボードにカンペがないか見せる(鏡やiPadのインカメを使って)
    • 上で使った鏡やiPadを手の届かない場所に置き、おいた場所をカメラで映す
    • PCのカメラを使ってルームスキャン(全方位、机の上と下)
  • 試験開始

注意というほどではないですが、試験官とのやりとりは英語(かなり早い)で行われるので聞き取りに自身がない場合は特に事前ガイドをよく読んで確認される内容を理解しておきましょう。

試験は2時間ですが早く終わった場合はFinishボタンを押すとすぐに合否が確認できるので、確認できたらチャットで終わった旨を伝えたら試験は終了できます。

受験結果

全体を通しての注意

模擬試験は80~90%正解するまで取り組みましょう

合格への最短ルートは模擬試験の正答率を100%に近づけることです。

本番は模擬試験の設定を変えた問題や応用問題が大半だったのでしっかり復習しましょう。
模擬試験は全体とカテゴリごとの正答率だけしかわからないので、私は自信がない問題はスクリーンショットを撮って後から復習していました。

講座の内容だけでは足りない部分もあるので、そのときはMuleSoftの公式ドキュメントで確認しましょう。

特にアプリケーション開発のプロセッサの仕様などは頻繁に確認していました。

eラーニングを受講したのに試験を予約できない方へ

eラーニングの受講したのに試験の受験権利がもらえないという方は、下のように教材の全てのセクションにチェックマークがついた状態であるか確認してください。

受講したはずなのになぜかチェックが付いていないぞ…

という方は各セクションが下記を満たしているか確認してください。特に上2つは漏れがちなので注意が必要です。

  • 説明動画:動画の元々の再生時間分視聴されている
  • Walk through:記載されている最低所要時間分ページが開かれている
  • クイズ:100%の正答率
  • 模擬試験:70%以上の正答率

説明動画を等倍以上で再生すると、視聴時間は元々の動画時間より短いのでシステムは未完了と判断します。復習のときにもう一度見るか、等倍速で視聴しましょう。

Walk throghは規定時間ページを開いていないと完了とみなされないので、演習が早く終わってもチェックがつくまではページを開きっぱなしにしてください。

受講状況はトレーニング画面左下のTranscriptから確認できるので、もし未完了のセクションがあったら一番右のDurationが規定時間を満たしているか確認してください。

Transcript画面

まとめ

以上MuleSoft Developer Certification Developer Exam – Level1合格のための学習についてご紹介しました。

APIの高速開発の可能性を大いに感じる内容でした。マイクロサービス開発など携わっている方は非常に良い勉強になると思うのでぜひ取り組んでみてください!

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