PostmanのAPIタブからmockサーバーを建てる方法

APIファーストの開発を進めるにあたってmockサーバーの用意に余計な手間をかけてしまってないでしょうか?

postman

Postmanを利用すれば簡単にmockの準備が完了するのでその手順を紹介します。

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APIのmockサーバーの作成手順

APIの定義

左ペインのAPIsタブからCreate an APIをクリックすると下の画面が表示されるので、API名とバージョンを入力します。
既存のAPI定義ファイル(swaggerドキュメントなど)がある場合はimportタブから読み込み可能です。

API作成画面
API作成画面

新規にAPIを定義する場合は、DefineタブでAPIを定義します。
ここではAPI作成時にデフォルトで定義されているペットストアAPIを利用します。

API定義画面
API定義画面

Mockサーバーの立ち上げ

APIの定義が出来たらmockサーバーを起動します。
同じ画面のDevelopタブのAdd Mock Serverをクリックします。

mockサーバーの作成画面
mockサーバーの作成画面

まずは、mockサーバーのレスポンスを定義するcollectionを作成する必要があります。
Create from API schemaのタブをクリックして任意のcollection名を設定します。(例ではtest collection)

collection設定画面
collection設定画面

次にmockサーバーの設定を行います。任意のmockサーバー名を入力しましょう。(例ではtest mock)
今回はパブリックなモックサーバーとして作成するのでoptionalは何もチェックを入れずに次に進みます。

mockサーバーの設定
mockサーバーの設定

mockサーバーへリクエストを送る

mockサーバーを建てたらCollectionsタブの作成したcollectionをクリックします。(例ではtest collection)
表示される画面のVariablesタブをクリックすると、ベースURLが変数に定義されていることが確認できます。

この値はAPI定義のserverの項目のものが反映されていますが、今回はmockに接続したいのでこの値をmockサーバーのURLに変更します。

ベースURLの値を変更するときはmockサーバーのURLをそのまま入力してください。

例えば元の値が「https://[ホスト名]/v1」となっていても「[mockサーバーURL]/v1」とする必要はないです。リクエスト時にエラーになります。

ベースURLの変数をmockサーバーのURLへ変更
ベースURLの変数をmockサーバーのURLへ変更

mockサーバーのURLは画面左のMock Serversをクリックして、自分が立てたサーバーの欄にCopy Mock URLをクリックするとコピー可能です。

mockサーバーのURL取得
mockサーバーのURL取得

これで準備は完了です!試しにリクエストを送るとレスポンスが正常に返ってくることを確認できます。

APIリクエストの確認
APIリクエストの確認

まとめ

この記事ではPostmanを使ってAPI mockを簡単に作成する方法を紹介しました。

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