『技術書の読書術 〜達人が教える選び方・読み方・情報発信&共有のコツとテクニック』を読みました。
本文の中で「技術書は電子書籍と紙書籍を使い分ける」というトピックがあり、月何冊も技術書を買う私も一時期悩んだのでこの記事で紹介します。

本を電子書籍で買うか、紙書籍で買うか悩む…
という悩みは特にIT技術者の方に多いと思います。そんな方にとって参考になれば幸いです。
基本は電子書籍、辞書と難解本は紙書籍
私は基本電子書籍で、辞書的に使う本と自分にとって難解な本は紙書籍で購入します。このスタイルは実は本の内容と正反対なので最初にそれぞれのメリット・デメリットをサマリします。
電子書籍 | 紙書籍 | |
---|---|---|
メリット | ・1つのデバイスに何冊も入る ・安く購入できる | ・読書に没頭できる ・流し読みに向いている |
デメリット | ・サービス運営元に依存する ・他人とシェアしづらい | ・保管にスペースが必要 ・持ち運びが不便 ・検索ができない |
電子書籍は持ち運びがとにかく楽
なぜ電子書籍をベースに購入するかというと、持ち運びが非常に楽だからです。
私は普段iPad miniを使っていますが、数百グラムの中に本を何冊も入れる事ができるのでどこにいてもその時の気分に合わせて読む本を選ぶことができるというのが最大のメリットです。
紙書籍となると重すぎて何冊も持ち歩けませんし、読むのにもスペースを必要とします。
紙書籍は必要と感じるものだけを購入
とはいえ紙書籍を全く購入しないわけではありません。
紙書籍は辞書のように参考にする本や、読むのに集中力が必要な難解本を主に購入します。
私は技術書を3つのグループで分類しています。
①読み物系

②開発・実装系

③設計・理論系

この内②開発・実装系は前から読み進めるというよりは必要な部分だけ辞書的に参照することが多く、③設計・理論系は内容を理解するために集中して読むような性質を持っています。
本文でも触れられていましたが、特に③設計・理論系のような集中して読む必要がある本は読書に没頭できる紙書籍が優れているので、私も迷わず紙書籍を購入しています。
同じ本を紙書籍も電子書籍で持つことも
特に意識していることは、設計・理論系の本もレベルに慣れてきたら同じ本の電子書籍を購入します。ある程度慣れてくると電子書籍を読むレベルの集中力でも内容を理解できるからです。
この手の本は大きく分厚い本が多く、とても持ち歩けないことが多いので電子書籍を買ってどこでも読むことが出来るのはとてつもなく大きなメリットだと思います。

絶対におすすめな技術書購入サイト
結局電子書籍か紙書籍かの二者択一ではなく、それぞれの利点を生かした媒体で購入するのが一番です。
最後にそんな紙書籍と電子書籍のハイブリッドの技術書読書を支える、絶対におすすめできるサイトをご紹介します。
honto

hontoはジュンク堂・丸善・文教堂の店舗とネット店舗が連動したハイブリッド総合書店です。私はヘビーユーザーで1000冊以上ここで購入しています。
- リアル店舗とネット店舗が連動しているため紙書籍も電子書籍も1つのプラットフォーム内で完結できる
- 電子書籍が常に安い(頻繁に20%オフクーポンがもらえる)
- 紙書籍を購入した場合同じ本の電子書籍が50%オフ
愛用している理由はhontoはなにより安く本を購入できるからです。高頻度で15~20%オフクーポンが発行されるため、セールまで待つこと無く欲しい本を買うことができます。
他のストアでもセールやクーポン発行は行われるものの、対象が限定的で恩恵を受けられないのですが、hontoのクーポンは対象が広いので大体割引されます。
特に読割50という紙書籍購入後に同じタイトルの電子書籍が50%オフになる制度は、同じ本を紙でも電子でも持つ私にとって最強の制度であり、hontoだから実現できる特徴です。
hontoは初回購入時は50%オフクーポンが配布されるのでぜひ試してみてください
SEShop(翔泳社)

もう一つサブで利用しているのが翔泳社が運営するSEShopです。私がこのサイトを利用する理由はシンプルにとてつもなくお得だからです。
- メールに常時10%オフになるクーポンコードがついてくる
- ポイント還元率が驚異の10%
- 不定期開催のキャンペーン中はポイント還元率が40~50%
デメリットとしては扱う書籍が翔泳社の本のみという点ですが、メジャーな技術書の4割は翔泳社出版しているのではと感じるくらい翔泳社の技術書は豊富に揃っています。
実は上で技術書の例として挙げた3つの本は全て翔泳社の本です。それくらいお世話になる機会が多いので、翔泳社の本に限っては還元率の高いSEShopを利用しています。

まとめ
この記事では『技術書の読書術 〜達人が教える選び方・読み方・情報発信&共有のコツとテクニック』からの考察として技術書の紙書籍と電子書籍の使い分けについて紹介しました。
今回は特に第2部の読み方の部分を取り上げましたが、他にも技術書をどのように選び・理解し・発信するかといったノウハウが詰め込まれています。
普段あまり書籍で学習をする機会がないというIT技術者の方はぜひ一度読んでみてください。
ちなみにこちらの本も翔泳社の本なのでSEShopで早速購入できます。
- 著者:IPUSIRON・増井敏克
- ページ数:272ページ
- 発売年:2022年
- 出版社:翔泳社
- 目次
- 第1部 選び方
- 1-1 あらゆる手段で本を見つける!書店の歩き方からITツールの活用法まで
- 1-2 世界が広がる!貪欲に本を求めれば、出会うはずがない本にも出会える
- 第2部 読み方
- 2-1 比べて、使い分ける。時間をムダにせず理解を深める
- 2-2 ルール無用。精読、多読、乱読し、読書の枠を超えてゆけ
- 第3部 情報発信&共有
- 3-1 成長のチャンスはアウトプットにあり
- 3-2 アウトプットも「遅すぎる」ことはない
- 第1部 選び方
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