インデックスを超えるESG投資とは?

マネフェス2019セッション4の「インデックスを超える?ESG投資って何?」のレポートです。

ESG投資って聞いたことありますか?私自身ESGという言葉は新聞でたまに目にする程度でESG投資については全く知りませんでした。

ESG投資とはアクティブ運用の一種で、インデックス運用とほとんど同じだけどもう少し利益を出そうという投資法です。私たち初心者にとっては少しだけ敷居が高くなりますが投資の考え方は知っておくべきだと思います。

この記事の対象者
  • ESG投資ってなんだという人
  • そもそもESGについて知らない人

ESG投資とは非財務情報を考慮した投資法

ESGとは環境Environment)・社会Social)・ガバナンスGovernance)の略称です。近年では企業として売上高など財務情報に載る項目だけでなく

  • 環境に配慮しているか
  • 人権や女性の活躍に配慮したり社会に貢献しているか
  • 法令は遵守しているか

など財務情報に載らない事柄にも注目されるようになりました。そこでこのような財務情報に含まれない情報も投資の判断に組み込もうというのがESG投資になります。

ESGに取り組む企業は不祥事が起こりにくく安定したビジネスが展開できると期待されるため、長期的に安定したパフォーマンスを望めるという戦略となります。

アクティブ運用の陰

ESG投資は自身やファンドマネージャーが個別に銘柄を選択して市場平均以上のリターンを狙うアクティブ運用の一種です。

本ブログではこれまでインデックス運用が正しい資産運用の方法だと書いてきました。

アクティブ運用のパフォーマンスのほとんどは市場平均のパフォーマンスであるインデックス運用よりも劣っているというのは事実です。

出典:金融庁資料

上の図は日本の国内株式投資信託の信託報酬に対する年率リターンを表しています。これを見ると多くのアクティブ運用の投資信託は高い信託報酬(手数料)を取る割にインデックス投資信託のパフォーマンスを下回っています。

アクティブ運用の中でも成績が芳しくないのはテーマ投信などらしいです。AIや5G、再生医療など様々なテーマ投信が存在しますが軒並みパフォーマンスは悪いようです。ですからこれらのアクティブ運用の商品は絶対に買ってはいけません。

ではESG投資はこれらのアクティブ運用と何が異なるかというと、基本的にはインデックス投信と同じだけどESGという視点でそぐわないものは選択銘柄から外すことでインデックス運用よりも少し高いパフォーマンスを出そうという投資戦略です。

インデックス運用はbetterだがbestではない

そうは言ってもESG投資もアクティブ投資であることに変わりはないので

インデック運用が最強の投資法だ!

と考えている人は見向きもしないかもしれません。ただ実はインデックス運用は必ずしもベストとは言えません。

なぜなら良くも悪くも市場全体に投資しているからです。

例えばTOPIXに連動するインデックスファンドは東証一部上場企業全てに投資をしていることになります。しかし中にはこの企業は投資先から外すべきだと思う企業も含まれていると思います。例えば不祥事を起こした企業などです。

インデックスファンドはスクリーニングを行わず全てに分散して投資するため、もしかしたら不祥事企業のせいでファンドのパフォーマンスが少し落ちる可能性があります。

そこでESG投資ではESGという基準でスクリーニングすることで優良企業のみに投資をしてパフォーマンスを高めようとしているのです。

ESG投資の種類

ESG投資の戦略としては主に4つの種類があり、下に行くほどアクティブ運用の色合いが強くなります。

  • ESG インテグレーション:財務情報にESGの視点を組み込む
  • ネガティブスクリーン:タバコ、武器など特定業界に属する企業を除外
  • ポジティブスクリーン:ESGに優れた銘柄のみを選択
  • ESGテーマ:ESGの1項目に特化

どれがいい悪いはそれぞれの投資スタイルもあるので一概に言えませんが、ESG投信を購入する場合はどのような基準でESGを取り入れているのかを確認するようにしましょう。

ESG投資の市場規模は拡大中

ESG投資額は全世界で上昇傾向にあり関心が高まりつつあります。日本の全投資額の割合は2016年では3.4%程度でしたが2018年には18.3%と飛躍的に伸びています。

長期投資をする上でESGという基準は自然なことなのかもしれません。しかし初心者の私たちはアクティブ運用にはこうした視点もあることを頭に入れておくだけでまずは大丈夫でしょう。

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