分散投資では選ぶインデックスに気をつけろ

投資でなるべく損をしないためにはインデックス(指数)型の投資信託を購入して世界中に長期・積立・分散投資することが大切です。

とはいえいきなりインデックス型と言われてもこんな思いを持っている方も多いでしょう。

インデックスって日経平均とか色々あってわからん!

結局何のインデックスを見ればいいのかしら…

この記事では日米を例にインデックスが表しているもの、また分散投資をする上で気をつけることを紹介します。

この記事の対象者
  • 日経平均株価って名前だけ聞いたことあるぞという人
  • これからインデックス型の投資信託を購入しようと検討している人

日本の主なインデックス

日経平均株価

最も聞いたことのあるインデックスではないですか?日経平均株価は日本を代表するインデックスとして国際的に知られています。

日経平均株価は東証一部に上場している約2000社の中で代表的な225銘柄の平均株価を表しています。対象銘柄は例えばこちらに示すような一度は聞いたことのある企業たちになります。

業種企業名
電気機器ソニー、NEC、富士通など
鉄道JR東日本、JR西日本など
サービスリクルート、楽天、日本郵政など
食品日ハム、アサヒ、味の素など

日経平均株価の直近10年間の推移を見るとリーマンショック以降株価が立ち直ってきているのがわかりますね。2015〜2016年に一度下落しているのは中国の経済の悪化が騒がれた影響によるものです。

2019年9月3日現在は約20650円です。

TOPIX(東証株価指数)

TOPIXは東証一部に上場している全ての日本企業の合計時価総額(株価×上場株式数)で、東証一部の市場規模そのものを表しています

具体的には昭和43年(1968年)1月4日を基準値100ポイントとした時の現在の時価総額を表しています。2019年9月3日現在は1506ポイントです。

10年間のTOPIXの推移を見ると日経平均株価と似た形状をしていますね。しかし場合によっては日経平均株価とTOPIXのパフォーマンスが一致しない時もあります。

というのも日経平均株価とTOPIXでは算出方法の違いからインデックスに影響を与えやすい銘柄が異なるからです。

日経平均株価TOPIX
インデックス225社の平均株価全体の合計時価総額
影響を及ぼしやすい銘柄株価の大きい銘柄時価総額の大きい銘柄

日経平均株価は平均株価を表しているため株価の大きい銘柄ほどインデックスに与える影響は大きくなります。一方でTOPIXの場合は時価総額の合計を表しているため時価総額の大きい銘柄ほど与える影響は大きくなります。

例えばソフトバンクなど特定の銘柄が値上がりした場合はTOPIXよりも日経平均株価の上げ幅が大きくなります。

その他にも

以上は東証一部という私たちが一度は名前を聞いたことのある大企業が名を連ねる市場に関連したインデックスでしたが日本企業に対する銘柄は他にもたくさんあります。

日本には400万社もの企業が存在しています。つまり東証一部は日本の0.5%の企業で構成されている市場なのです。日経平均株価やTOPIXが日本全体を表しているわけではないことは頭に留めておいてください。

アメリカの主なインデックス

NYダウ

正式にはダウ・ジョーンズ工業株価平均といい世界で最も有名なインデックスです。NYダウは下のようにその時代のアメリカを代表する30銘柄の平均株価を表しています。

ナイキ デュポンシスコシステムズウォルト・ディズニーアップル
アメリカン・エキスプレスホームデポVisaIBMインテル
ボーイングジョンソン・エンド・ジョンソンJP・モルガンチェースユナイテッド・ヘルスコカ・コーラ
ゴールドマン・サックスマクドナルド3Mマイクロソフトファイザー
キャタピラーメルクP&Gトラベラーズユナイテッド・テクノロジーズ
シェプロンベライゾンエクソン・モービルウォルマートウォルグリーン

なぜ30社のみのインデックなのに世界中が注目しているかというと、見てわかるように世界中に事業を展開しているスーパーグローバル企業で構成されているからです。NYダウは世界経済を反映していると捉えられているのです。

2019年9月3日現在は26273ドルです。リーマンショック時は大きく落ち込みましたが以降ほぼ右肩上がりで推移していて長期投資向きのインデックスと言えます。

S&P500

S&P500はアメリカで最も有名なインデックスで、アメリカ企業の流動性の高い500銘柄から構成されています。ニューヨーク市場の75%をカバーしておりアメリカ市場全体の動きを表す指数とみなされています。

S&P500に関連した運用資産は7兆ドルとも言われており世界で最も影響力の大きいインデックスと言えます。

1941年〜1943年の平均を基準値10ポイントとした時の現在の時価総額を表しています。2019年9月3日現在は2906ポイントです。

分散投資はインデックスの市場カバー度に注意

このように世の中にはたくさんのインデックスがありそれぞれ対象としている銘柄が異なります。

そのためせっかくインデックス型の投資信託を購入しても選んだインデックスが市場全体を反映しているとは限らないことに注意が必要です。

例えばNYダウを見るとニューヨーク証券に上場している約2400社の内、対象銘柄は30しかありません。

NYダウに連動したインデックス型の投資信託に投資をしても投資先は30社のみで、分散投資という観点では十分とは言えません。

そのため自分が投資する対象となるインデックスの意味を理解した上で市場を十分にカバーしているかということを検討する必要がありますね。

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